原木勉強会 〜海編〜
こんにちは、三尾です
広和木材は、材木の製材もやっているので、今回原木を2本購入したということで、
名古屋港へ原木の勉強に行ってきました。
知って見える方が多いと思いますが、原木の意味は、
山に生えている木を切りだした丸太のありのままの状態のことを言います。
市場に出回る原木の種類として、内装材に良く使用する「米栂(英語でヘムロック)」、
ウッドデッキ材に良く使用する「米ヒバ(英語でイエローシダー)」、
外装材に使用する「米杉(英語でレッドシダー)」、
構造材に良く使用する「米松(英語でダグラスファー)」、
内装下地材に使用する「スプルス(英語も同じ)」が多いそうです。
港で扱っているのは、輸入材が多いみたいです。
この中で、購入した材料は、内装材に良く使用する「米栂」になります。
原木の上等品の見分け方として、いろいろ教えて頂いたことを紹介します。
木は、どの樹種もそうですが紫外線が一番の天敵です。
なので、港に到着すると海へ沈めるそうです。
海に沈めることで腐食を防ぐ・紫外線から守る役割をしてくれます。
海に搬送する際、大きい船を使用するのかと思ったら、
軽自動車くらいの船で、原木を何本も搬送しているそうです!
海に浮いている原木の上を渡りながら、購入したい原木を見て回ります。
その時に、海に浮いている原木を足で回したとき、
きれいに回る原木は形も整っていて素性が良いといわれているそうです!
また、海に沈んでる側は節が出やすいみたいです。
実際海に浮いている原木の上を歩きましたが、
けっこう揺れるので、海に落ちないか少しビビりました(笑)
原木にもランクがありまして、
米栂の場合は、1番はHH、2番目はH、3番目はH°で表示されます。
HHの1番良いグレードでも、海に浮いている原木はたくさんあります。
その中から素性の良い材を手に入れるのは、
とても難しく奥が深そうでまだまだ勉強が必要だと思いました。
原木の勉強で、まだまだたくさん知らないこと・学ぶことがあると思いますが、
今回は海で学んだことを御紹介させていただきました!
次回は、陸編で原木の製材の仕方を紹介したいと思います!