名古屋御園座
こんにちは。
本社設計の小板です。
先日、歌舞伎を見るために名古屋にある御園座にいってきました。
御園座は前を通ったことは何度もありますが、中に入るのは今回が初めてです。
御園座は2017年に国立競技場で有名な隈研吾さんの設計で建替えが行われたそうです。
隈研吾さんといえば木材を前面にだしたデザインが有名ですが、
御園座は意匠に木材はあまり使用されていません。
外装の金属ルーバーは建替え前の御園座にもあった
「なまこ壁」と呼ばれる瓦と漆喰による伝統的なデザインをイメージしているそうです。
御園座はエントランスの階段からホール、客席すべてが鮮やかな赤色!
御園座レッドとよばれるくらい御園座にとって赤色は特別な色だそうです。
現代の名古屋の都会的な街にも馴染みつつ、
明治からの長い歴史がある劇場としての格式高い和の伝統も入れ込まれています。
歌舞伎も初心者には分かりづらいかなと思いましたが、
音声ガイドで解説を聞けたりして、意外と親しみやすさを感じました。
歌舞伎も建築も伝統を大切にしながら少しずつ時代に合わせて進化していました。
そんな姿勢に学ぶところがたくさんありますね!