2023.04.14
枯山水の庭としだれ桜
総務の松村です。
例年は4月下旬が見ごろといわれている木曽郡木曽町福島の興禅寺にいってきました。
「興禅寺の時雨桜」と呼ばれるしだれ桜が有名なのですが木曽でも桜の開花は早かったようでだいぶ散っていました。
桜の下に山頭火の「たまたま詣でて木曽は花まつり」の句碑がありました。
俳句のことはまったくわかりませんがなんとなく情景は浮かんできます。
落ちた花びらや手水鉢に浮かぶ花びらも綺麗で趣があります。
興禅寺には現代作庭家の巨匠重森三玲作庭の看雲庭(石庭)があり、東洋一の広さの枯山水の庭とのことです。
木曽の山並みを借景とし漆喰の雲紋は雲海の雲の動きを表していて広大な雲海上に浮かぶ山岳を表現しているそうです。
タイミングよく他の参拝客もなく、石庭を眺めながら静かな時間と空間を満喫できました。
時間におわれる日々ですが、たまにはこんな時間も大切ですね。