木曽五木が一目で分かるアパート
皆様こんにちは。
本社営業の倉野誠司です!
先日、長野県木曽郡南木曽町田立に仕事で行った際に、「木曽五木」が一目で分かる
アパートを発見しました!面白いと思ったのでブログに書かせていただきます。
まず皆様は「木曽五木」という単語を聞いたことがありますでしょうか。
木曽五木とは、江戸時代に尾張藩により伐採が禁止された木曽谷の木を指します。
木曽谷は95%が森林で、尾張藩は広大な資源である山林を藩有林といていました。
古くより木曽の山は建築材としての優秀な木材を数多く産出していましたが、
伐採の進行に伴い山が急激に荒廃していったそうです。その際に、木曽の山を管理していた
尾張藩により森林の保護政策が行われ、ヒノキの伐採が禁止されました。
後に、誤伐採を防ぐためにヒノキと樹形や材木としての性質が似たアスナロ、サワラ、
コウヤマキ、ネズコが追加され、「木一本 首一つ」とも言われるほどの厳しい政策が
とられました。その結果、美しい山を取り戻すことができ、全国の藩の模範となり
各藩の政策として普及していったという歴史的な背景があります。
そういった経緯を経て、現在では木曽五木は木曽谷の名産品となっています。
少し前置きが長くなりましたが、名産品の木曽五木が貼ってあるアパートがこちらです。
これは分かり易い!材木の性質が似ているとはいえ、色の違いや木目の比較ができます。
外壁も日本古来の真壁仕上げになっており、風情があります。
そもそも、このようなアパートは見たことがありません。こだわりを感じますし、面白い。
ここまで外観にこだわりがあるのであれば、内装もどうなっているか非常に気になります。
一応、ネットで「田立 アパート」で検索してみましたが、外観すら出てきませんでした。
もしかしたら、社員寮など限定的な方に賃貸するアパートなのかもしれないですね。
もし機会があれば一度アパートの中を見させていただきたいと思いました!
以上、近況ブログでした。