すっかり夏らしい太陽と
しっとり譲らない梅雨に
身体がやられてしまいそうな田口です。
さてさて、今日は単位のお祝いについて。
人の成長過程でのお祝いで思い浮かぶことは、誕生日や入園、入学、卒業など何かの節目が多いです。
決まった節目でなく、それぞれ違った成長度合いでいつの間にかやってくるメーターの扉。
多くの人が気づかぬ間に過ぎていく身長1メートルという単位に成長した事を
大々的にお祝いしても良いのではないかというご提案。
その名も『1 Meter Party』
センチメートルからメートルへの大きな一歩。
ぜひ1Mのケーキや1Mのブロック、1Mのトンネルを作ってお祝いしてみてください。
なにか新たな価値観が生まれるかもしれません。。
PS これには元ネタがありまして
10年ほど前に開催された単位展で見かけたオランダのアーティストさんの作品です。
とても素敵だなーと心に仕舞っていました。
4月、新しい年度がスタートしました。
一区切りつけて、新たな気持ちになれる良い季節です。
少しだけ軽やかな気分の田口です。
さてさて今日は少しワイルドな丸太の話です。
内装に丸太を使ったLDKにしたい!から始まりました。
雰囲気はヨーロッパの田舎の様な感じ。
木造の家づくりには加工がし易い角材が多く使われています。
角材にするためには伐採した木の皮を剥がし製材するという作業が行われています。
しかし、
今回の要望は皮も残っているような荒々しい丸太そのままが良いということ。
・・・悩みます。
雰囲気からも輸入材にはなりますが米松にすることに。
港に入荷されたばかりの丸太の選別から行います。
・・・・ワイルド。
皮の色や表面の状態、形や大きさをみながら直径40cm程度の丸太を選びました。
プレカット工場に運んで、どこにどの材料をどういう角度で使用するかをお施主様にも同席してもらい決定します。
床を支える梁材が3本、柱材が1本です。
他の材料と比べてもかなりの大きさ。立派です。
機械では到底加工できませんので特殊材を扱う作業場で大工さんの手作業で加工されていきます。
これは床を支える梁に使う3本。
3方が平らに削られていますが、削られていない面が下で見える所になります。
建て方は無事に進み、丸太も家の一部となりました。
紅白幕が巻かれているのが丸太の柱です。
特に他の柱材が華奢に見えてしまいますが、丸太が立派すぎるためでご安心ください。
構造計算をして耐震等級も確保されています。
黙々と造作を進めてもらい。無事に完成することができました。
天井はビンテージ加工された羽目板を使用。
間の角材の梁は塗装で調色しました。丸太の皮の部分はそのまま。
ヨーロッパの田舎の雰囲気出てますよね。素敵なLDK空間です。
こちらのお家、随所にこだわりが満載なので改めてどこかでご紹介させてもらいます。
写真を少しだけつけておきますのでお楽しみに。
ではでは。
建築業界は天気にすごく影響を受けます。
こんにちは。設計の田口です。
梅雨が早々に明けたはずが、かなり天気に悩まされていてます。
なかなか予報通りの天候になってくれませんし、
晴れ過ぎても日射や気温、熱中症の心配など、本当にこの時期は大変です。
さて、先日はそんな読めない天候の中、岐阜県中濃地域で建て方がありました。
岐阜県ですが中濃地域をはじめ、岐阜地域、西濃地域の物件は小牧支店が担当する事が多いです。
岐阜方面へは小牧市からの方が中津川市よりアクセスしやすいです。
今回のお家は
広和木材の代表的な大屋根の家を大変気に入っていただき、ご計画となりました。
そのお気に入りの家は「古民家風の味わい深い木のお家」。
計画地は長閑な山に囲まれた、とっても静かで川の音が心地よい空気のきれいな場所です。
そんな山々の風景に馴染むような、和風で雰囲気の良い素敵な住まいです。
平屋建てに見える瓦葺きの「への字」大屋根がどっしりとして、軒先は深くぐるっと回っています。
深い軒下にはウッドデッキを設けて、自慢のお庭や山々を望む計画となっています。
リビングは、桧の丸太梁と屋根に沿った勾配天井が開放的でダイナミック。
そんな空間で、薪ストーブを眺めながら、のんびりとした生活。。。とても魅力的です。
上棟式の際は少し雨に降りこまれましたが、これも縁起が良い事です。
この度は上棟おめでとうございます!
そして、引き続きよろしくお願い致します。
天然の鮎も全身で喜びの舞を踊ってくれました。
早いもので2022年も2月に突入です。
2022年も令和4年もまだまだ書き慣れない、設計の田口です。
相変わらず忙しくさせてもらっています。
忙しい中にも一息つく時間って大切ですよね。
さてさて今日は先日の「節分」について。
節分とは 季節の節目の前日 という意味だそうです。
季節の節目には立春、立夏、立秋、立冬とそれぞれあるんですが
一年の始まりという意味で特に重要視された春の節分が
「節分」として多く認知され、広く定着ているんだそうです。
そんな節分に我が家では、豆まきと恵方巻を食べます。
恵那の実家に住んでいた時は、豆まきとヒイラギに刺した鰯の頭だった記憶なんですが
結婚してから10数年、鰯ヒイラギはどこかへ行ってしまい、恵方巻を食べる事が習慣になってます。
そんな恵方巻もここ数年、キンパへと変貌を遂げられました。
北北東を向き大きく口を開け
シャキシャキの小松菜がなかなか噛み切れず少し手こずりながら
一本しっかり無口で完食しました!
家族でキンパを作って
シャキシャキ食べて
豆を投げられて
一息ついて
さあ、新しい季節です。
一気に秋らしい陽気になって
日中も大分過ごしやすくなってきました。
寝る時も布団が恋しくなってきた設計の田口です。
こんにちは。
工事中から継続して見学会を絶賛開催中の『多治見の家』ですが
ようやく仕上げ工事が終わり完成見学会としてご覧いただけます!
先日竣工の社内検査へ行ってきましたので
少しだけニッチな部分で多治見の家をご紹介させてもらいます。
まず階段。
多治見の家は2階リビングになります。
階段の昇り降りが日常なので、少しでも使いやすいように
階段の幅にメーターモジュールを採用して通常の広和木材仕様より広くなっています。
通常75cm幅のところ、9センチ広い84cm幅です。
そして、上がりきった所の角を斜めにカットしてより通りやすくなっています。
そんな、階段に映えるのが黒いスチールの階段手摺。
カクカクした四角い武骨なオリジナルデザインです。
お施主様の要望を伺い図面を作って作成しています。
通りやすさに加え、触り心地もご体感ください。
さて、家への愛着って色々だと思いますが
普段使うスイッチが違うだけで、グンと増す気がします。
多治見の家ではアメリカンスイッチとトグルスイッチが使われています。
基本はアメリカンスイッチ、トグルスイッチも探してみて下さい。
↑これがアメリカンスイッチ
↑こっちがトグルスイッチ
ちなみに【トグル】とは、ダッフルコートなどに使われている木の棒状のボタン(留め具)に似ているからなんですって。
最後です。
↓この写真の中にあるものが隠れています。何でしょう?
場所は2階LDKのダイニング部分です。
節が良い感じにワイルドなオークの無垢フローリングです。
そんなワイルドさに隠れて一か所小さな穴を見つけられたでしょうか?
そうです。
指を入れる穴です。
指を引っ掛けて一部フローリングが外れる仕掛けになっています。
もう分りましたね。
大工さんにフローリングのジョイントに合わせて造作してもらった
床コンセントです。
丁度ダイニングテーブルを設置する辺りに居ます。
普段は目立たないように影を潜めています。
指を入れる穴はコードを通す事も可能です。
是非探して見つけてあげてください。
さてさて、かなりニッチな部分の紹介になってしまいましたが
お家は全体的にとっても素敵に仕上がっています。
工事中に見学された方も、まだの方もぜひご覧になってください。
多治見の家ご見学希望は、見学会情報をご確認ください!