個性的な建築物
『散歩の途中に・・・』
営業の稲垣です。
ご挨拶、遅くなりましたが、年が変わりまして、本年も宜しくお願い致します。
さて、今回は、年末年始休暇の際に、近所を散歩中に見かけた個性的な建物をご紹介
いたします。
私は、現在、岐阜県多治見市笠原町に住んでおります。
笠原町といいますと、岐阜県南部に位置し、陶器・瀬戸物の町として有名な瀬戸市に隣接した街で
地場産業として、タイルの生産販売でとても活気のある町でした。(過去形です)
タイルの中でも、特にモザイクタイルの生産が盛んでした。
戦後、日本全体が経済成長していく中で、公共施設・商業施設、また個人住宅などがどんどん建設
されていく時代に、建築資材としてのタイルは、床材や外壁材、また内装材としてもとても優れた材料
として大量に生産されており、その生産地として笠原町は活気のある町でした。
ただ、現在はタイルに代わる優れた建築資材も多く開発され、私たちがお世話になっている住宅に
おいても、昔はタイルを使用していた、浴室やトイレなど耐水性や丈夫さを求める床や壁などには
ほとんど使用されなくなり、浴室はシステムバスへ、トイレの床は硬質塩ビ製の商品となり、
タイルは玄関の土間に使用される程度、外壁においてはサイディングなどの商品にとって代わられています。
あと、住宅仕上げのアクセントとして、モザイクタイルをサニタリー部分に使用する程度でしょうか。
今回、ご紹介しております建物は、そんな地場産業の歴史や、タイルの良さを再認識して頂き、
地域活性化を目的として建設中の建物で、(仮称)『日本タイル館』という建物でした。
詳しくはこちらでご確認ください。
竣工の際には、是非、出掛けてみようと思います。
自分が生活している地域の事を深く理解して、その地域で生産された商品を使用した建物に住まう事
すごく、自然な感じがします。