名古屋市北区で高性能な家着工中
ご無沙汰しております。設計の田口です。
お盆が明け、幾分過ごしやすさを感じますね。
私の地元恵那でも、栗きんとんが発売されたと聞きました。
もう秋は直ぐそこまで来ているんですね。
さて、今日は名古屋市北区で着工中のお家をご紹介。
先月初めに上棟を迎え、現在は大工さんが黙々と造作を進めているお家です。
庄内川沿いに建ってますので、広和木材の現場と気づかれた方もいるかもしれません。
こちらのお家はとにかく高性能、高スペックなお家です。
まず、仕様は長期優良住宅です。
長期優良住宅と言っても、普通の長期優良住宅ではありません。
構造に関しては、耐震等級3で耐風等級2の最高級グレードなんです。
長期優良住宅の構造については選択制で、
耐震等級は2以上(最高3)
耐風等級は1以上(最高2)となっています。
また、プラスアルファーで制震ゴムを使った制震ダンパーも完備しています。
そして、省エネについては
今年4月より省エネの計算方法が変わりまして
断熱等性能等級という基準の等級4を余裕でクリアしています。
改正で、以前の省エネルギー対策等級というものと同等性能なんですが
考え方がガラッと変わりまして、外皮平均熱貫流率(UA値)という
外皮表面積当たりの総熱損失量で判断します。
難しい話はやめておきますが、こちらのお家の省エネ性能だけご紹介。
外皮平均熱貫流率(UA値)
基準値0.87 > 0.64
冷房期の平均日射熱取得率(ηAS)
基準値2.8 > 1.9
いまいちピンと来ないと思いますが
この値はそれなりにすごいんです!
長期優良住宅は税制優遇などのメリットが沢山あります。
でも、単に長期優良住宅にすれば良いのではなく、
もう一歩進んだ長期優良住宅もぜひご検討ください。
例えば、
耐震等級を等級3にすると火災保険がお値打になります。
断熱等性能等級が4でも性能値を上げれば、冷暖房光熱費がお値打になります。