厳冬の天狗岳
構造設計の岸です。
今年は花粉の量が少なく
私の花粉症の症状も、例年よりは楽に感じます。
油断は大敵ですので、対処だけはしっかりしていきたいです。
先日、広和木材登山同好会で
長野県茅野市の「天狗岳」へ登山に行ってきました。
メンバーは、松村さんと松村さんの友人の鈴木さんと私の3人です。
天狗岳は八ヶ岳連峰の一つです。300m程の間隔をあけて
東天狗、西天狗とに分かれています。標高は2640m程です。
渋ノ湯登山口より登山開始です。
登山口には旅館があり、周辺は硫黄の匂いがします。
初めは樹林の中を登っていきます。
脚力に自信のある方は、アイゼン無しで登られますが
私は後半の事も考え、新調したチェーンスパイクを装着して登ります。
2時間程登ると黒百合ヒュッテに到着です。
ここでアイゼンを装着し、耐風対策をしていきます。
中山峠を越えてからが大変でした!
ホワイトアウト状態で進行方向が分からず、トレース無い為
しばらく身動きがとれません。
他の登山者の方も同じような感じで、地図等で現在地の確認をされています。
海老の尻尾が風の強さを物語っていますね。
時々見える、雪山は綺麗に見えます。
足の幅程しかない岩場を慎重に進んでいきます。
山頂に近づくにつれ、風はどんどん強くなり
立っているのもやっとなぐらいです。なんとか東天狗岳の山頂着いて
記念撮影です。他に登山者が居ない為、3人の写真はありません。
天候が良ければ、西天狗に行く予定でしたが
この状況で行くのは無謀と思い撤退です。
登ってきた登山道を慎重に下りていきます。
少し晴れ間が出た時に、天狗岳がはっきり見えました。
西天狗に行けなかったのは残念ですが、良い判断だったと思います。
必ずリベンジする事を誓いポーズです。
黒百合ヒュッテまで戻り、こちらで昼食です。
3人ともカレーライスを頂きました。山でのカレーは最高です!
他の登山者とも話が弾み、色々勉強にもなりました。
ここから、1時間程で登山口まで下りてきました。
皆さんお疲れ様でした。
鈴木さんには、北アルプスの魅力を色々と話をして頂き
ぜひ行ってみたくなりました。積雪期は難しいと思いますので
無雪期にチャレンジです。その時には、鈴木さんにガイドとして同行をお願いしたいですね。
山は登る度に色々な試練を与えてくれます。
その試練をいかに乗り越えるか!それも登山の醍醐味かもしれません。
今回も色々試練がありました。でも楽しかったです。
それではまた次回まで。