土壁工法
構造設計の岸です。
今年の梅雨は雨が少なく・・・と言ってる最中に梅雨が明けてしまいましたね
電気だけでなく、水不足も少し心配です。
前回紹介しました土壁工法のお宅の工事が進んできましたので、紹介したいと思います。
そもそも土壁というのは、四季を通じて呼吸をしてくれます。
温度や湿度を調節してくれて、室内環境を良くしてくれるんですね。
昔は土壁工法の家ばかりでしたが、
最近では、気密性を重視されるお客様が多く減少傾向にあります。(僕的にさみしい・・・)
土壁工法の手順としては、建前の時に柱と柱の間に貫という材が入っています。
その間に土が塗れるように細かく小舞(竹)で格子を作っていきます。
いよいよ土を塗っていくわけですが、1回では終わりません。
荒壁つけ→大直し→中塗り→仕上塗りと何工程もあるんですね。
もちろん各工程の間に寝かせる(乾燥)ことも重要です。
土壁は左官屋さんの仕上によってさまざまな表情を見せてくれます。
これもまた、左官職人さんの「職人技」なんですね。(すばらしい)
また、さまざまな職人さん達の技をブログにて紹介していこうと思います。
それでは、また次回まで。