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支店スタッフブログ

2021.12.04

C値とは?

こんにちは、設計の大前です。
C値とは、住宅における相当隙間面積のことで、建物全体にある隙間面積(㎠)を床面積で割った数値です。
建築の気密性能を指標として用いています。
現在建築中の一宮の家でこのC値を求めるために気密測定なるものをしてきました。

 

強力なファンを使って建物内の空気を外に出していきます。
すると隙間の多い家では多くの外気が建物内に流入して屋内と屋外の気圧差があまり生じませんが、
隙間の少ない家では流入してくる外気が少ないので気圧差が大きくなります。

 平成14年まではC値の基準として寒冷地では2.0㎠/㎡、その他の地域では5.0㎠/㎡というものがありましたが、
現在は計算上で数値が確認できない」「検査にコストがかかる」などの理由で削除されてしまいました。
(※数値が小さいほど気密性は良いことになります。)

 気密性のC値より断熱性のUA値が重視されていますが、
気密性が低いより高い方が良い事は説明するまでもなくわかると思います。

 今回一宮の家ではAir断という空気で断熱する工法を採用しています。
温めた空気を通気層に送り、家全体を暖かい空気で包むイメージです。

そのため気密性が高い方が効率が良くなるということなので、
まずは当社の標準的な施工でどれくらいC値があるか測定してみようということになりました。

 一回目の検査1.5㎠/㎡という値がでました。
予想していたよりかなり悪い数値でした。
原因はどこだ!?
工務の吉本君、検査員の方と調べたところ換気扇用にあけてあるダクトの隙間、
玄関の土間断熱、縦スベリ窓の隙間、パイプシャフト用に床に開けた穴からまあまあの空気が入ってくるのがわかりました。

その場で対応できるところは塞ぎ、2回目の検査の結果を受けました。

その結果1.0㎠/㎡になりました!
ほっ、少し安心しました。
土間断熱、サッシの隙間は後日対応する予定にした中でのこの数値がでましたので、
検査員の方とも0.7~0.8㎠/㎡程度になるでしょうという事で今回で検査は終了しました。

 途中UB下の点検口を閉めていない事が発覚、しかし床下へつながる点検口はまだ開いていなかったため
大急ぎで阿部大工さんに開けてもらったりとハプニングもありながらの検査でしたが概ね想定内の数値がでましたので良かったです。

 

現在一宮の家は構造見学会の予約受け付中です。
是非一度みに来て下さい!

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