こんにちは。設計の田口です。
少し前になりますが、学生時代から大好きな建築家、坂茂さんの講演会へ行ってきました。
建築家として第一線で活躍される世界的にも著名な坂さんの建築は、
プロセスや存在意義といった部分でとても惹きつけられる建物ばかりです。
前半は歴代の作品を丁寧に説明してくれて、とてもわくわくする楽しい時間でした。
後半は坂さんの代名詞と言える、社会貢献、災害時の活動など考えさせられる内容でした。
ちょうど正月に能登で大きな地震があったばかり。被災地ですでに活動されているそうです。
体育館等の一時的な避難所の生活環境の改善なんて思ってもみない事でした。
誰の手でも簡単に作れるものでプライバシーをいかにして保つか。紙管を使った間仕切りがもっと普及していくと良いと思います。
坂さんが代表を務めるNPO VANが実際に能登半島地震で提供した紙管の間仕切りの記事がありました。
下の画像をがリンクになってます。ぜひ見てみてください。
私たちの仕事は、まず地震等災害に強い建物を作る事。ですが、100%ではありません。
いつどんなことが起こるかも分かりません。避難所等でも安心して自分や家族と過ごせる。
そんなシミュレーションがもっと身近に広がっていくと良いなと感じました。
初めて目の前でお話を聞くことができ、自分も建築家の端くれとして色々と考えさせられました。