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社長ブログ

2021.06.23

ウッドショックの現状

倉野義和です。

今回は、「ウッドショック」についての情報です。

すでに、耳にされた方も多いと思いますが、
現在、建築業界の中では、構造材の不足と高騰が深刻な状況です。
発端は、米国や中国の住宅市場の活況から、輸入木材が高騰して、材料が品薄になっていることです。
(輸出せず、自国で消費したほうが、価格も高く運搬コストも下がり儲かるから・・・)

今まで国産材を中心にしている我社は当初大きな影響は受けていませんでしたが、
輸入材が品薄の中、国産材の需要が急激に高まり、需給のバランスが崩れ、国産材も高騰しています。
(材料によっては、昨年より2倍近く高騰しています・・・)

当社は材木屋として一定の在庫も確保していますが、それにも限りがあります。
今まで以上に、協力業者さんとのネットワークを強固にし、良質な国産材の安定供給に取り組んで参ります。

私的には、
今回の「ウッドショック」は、今まで安価な輸入材に頼ってきた、ツケが回ったのだと感じています。
戦後の木材輸入増を受け、国内では林業従事者が減少し、
製材のサプライチェーンも貧弱で、突然供給量を増やすことは無理な状況です。

今回の問題を機に、国としても林業支援を強化すべきではないか・・・と思います。

私たちにできる事は、今まで以上に木造建築に国産材(できる限り地域材)を利用して、
微力ですが、日本の(地域の)林業従事者の所得が恒久的に安定する仕組みつくりと感じています。

そのことによって、
・林業が活性化して、就労人口も増える   (SDGs⑧)

・植樹し育て、適正時期に伐採・利用して、又植樹する循環の構築   (SDGs⑫)

・木材を使う事での、二酸化炭素の固定化による、気候変動の抑制   (SDGs⑬)
・森林を保護することにより、天然資源の管理を強化し、土地生産性を高め   (SDGs⑮)
など、SDGs【持続可能な開発目標】の考え方にも一致する取り組みになると思います。

 

尚、この問題に対して、先日「日経新聞」記者から取材を受け、
6月17日朝刊に、その内容が掲載されました。
質問に丁寧にお答えしましたが、結構社内情報に踏み込んだ記事になっていました^^;

お時間ある方はご一読ください。

皆さんも、国産材を見直して頂ければ幸いです。

 

 

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