上棟式とお餅投げについて
上棟式はお施主様と共に我々業者も一緒になって、家を守って頂く神様達に工事の安全と家をいつまでも守って頂くことを祈願する儀式です。
地鎮祭と同類の祈願祭となりますが、地鎮祭では地域の神主様をお招きして、その土地から完成までの工事の安全、完成した家でのご家族の幸せまでも祈願致します。
上棟式ではその建物の棟梁(大工さんの責任者)が中心となり、お施主様ご家族、広和木材業者が参加して、無事棟上げが出来た感謝と工事の無事完成を祈願致します。
(創業以前、今でもその都度、神主様、大工棟梁と相談していますが、お施主様より特別なご要望がない限り大まかには以上のような流れです)
ここまでは、どのお施主様も同じですが、お餅投げとなると現在ではお施主様の特別な要望となり、親戚縁者、ご近所へのお伝えや、開催時間、天候なども含めての、外へ向けた「ビッグイベント」となります。
お餅投げは「振る舞い餅」とも言うようですが、20年前頃までは上棟式を行う日などは、地域ではお祭りのような行事予定になっていて、素人の方もお手伝い出来る恰好で、お祝いのお酒やお餅を持ち寄って参加されました。
大屋根の上での大々的な上棟式とお餅投げの儀式を、親族や近所の子供達も楽しみにしている、家を建てた時の当たり前の様に行われる行事でした。
現在のお施主様のほとんどが上棟式だけなのは、親族や地域の方々との、お付き合いのあり方が様変わりしてきたことであり、それは冠婚葬祭にみられるような、時代の流れによる変化だと思います。
冠婚葬祭も、いつもあることではないのと同じ様に、新築やリフォーム、古民家再生などは一生に一度あれば素晴らしいことであり、広和木材では、初回に相談頂いてから、ご縁あってご契約頂いたお施主様には、そんな歴史もお話しながら、お施主様の一世一代の大事業をお施主様は勿論のこと、親族、隣近所の皆さんからも喜んで頂ける(苦言が無い)様、総力を結集して「誠心誠意」のアドバイスと実行をしています。
PS:話はほんの少しでしたが…、広和木材の地鎮祭や上棟のブログ写真を見て頂ければ、お施主様ご家族の笑顔(緊張でこわばっている顔も…)で全てが解る?と思います。
ありがとうございました。