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家づくり豆知識

家づくりの結果は勉強量に比例します。家をつくろう!と思った時、一体何から始めたらいいのか知っていますか?
広和木材の家づくりははじめてという方はもちろん、家のこと、木のこと、素材のことなどを知っておきたいという方にも是非読んで欲しい、家づくり豆知識を載せていきます。

自動車用の防振ゴム技術を応用した、木造住宅用の制震システムが「TRCダンパー」です

家屋の耐震性能をさらにあげたいという方に
人気があるのがこのシステムです。

広和木材でもオプションとして取り入れられる
このシステムについてご紹介したいと思います。

TRCダンパー.

TRCダンパーとは?

TRCダンパーとはもともと自動車用の防振ゴム技術として開発されたもので、
特殊粘弾性ゴムを用いて振動エネルギーを吸収し、
家屋の耐震性能をあげてくれる制震システムです。

震度6強の地震がきた場合は、
最大で20~50%の水平方向の移動を減少してくれる効果があります。

素材として使われている特殊粘弾性ゴムは、
タイヤなどで使用されているスチレン系エラストマーという素材を
独自技術で減衰性能を大幅に向上させたものです。

地震などで発生する家屋の動きを利用して
熱エネルギーに変換する性質があります。

地震が起こった際のエネルギーを吸収し熱に変換してくれます。

TRCダンパーはこの特殊粘弾性ゴムを用いた制震装置を筋交いに入れ、
建物の揺れを吸収し住宅の変形を低減させるシステムです。
揺れを吸収し逃してくれるため、繰り返しの揺れに強い特長があります。

また素材に用いられている特殊粘弾性ゴムは
温度変化に強く変性しにくいため、
経年劣化に強いという特長があります。

特殊粘弾性ゴムの劣化促進試験では、
60年以上経過しても特性の変化が少なく、
10%以下の性能変化しかないことがわかっています。

日本は地震発生頻度が高いため、
耐震性能を取り入れる場合は経年変化の少ない建材を取り入れることがお勧めです。

TRCダンパーは建物の倒壊や変型を防いで安全性を高めてくれるだけでなく、
建物の揺れを吸収してくれるため家財の転倒や飛散も防ぐことができます。

さらに経年変化と揺れに強いため繰り返しの地震にも強く、建物の耐久性を高めてくれるメリットがあります。

 

どうやって施工するの?

TRCダンパーは簡単に取り付けできる制震システムです。
ダンパー本体を木ネジで延長木材と接続し、
延長木材の長さを切断で調整します。

柱の上下に専用のブラケットを設置して、
延長木材付ダンパーとブラネットを木ネジにて上下接合します。

 

TRCダンパーはどのくらい制震してくれる?

建物を地震から守る家の構造には、
主に「免震」「耐震」「制震」の3つがあります。

免震構造の家の場合は、
建物の下に揺れを吸収してくれる装置を設置して、
揺れの加速度を大幅に低減させる仕組みが設けられています。

ただしこの免震システムは揺れに大変強いものの、
導入コストが高額だというデメリットがあります。

また長周期地震には適していないシステムです。

そのため一般的に家屋の強度をあげるために使われているのが、耐震構造です。
耐震構造の家では壁を増やしたり壁の強度をあげたりすることで、
地震の揺れに耐えられるように作られています。

ただし揺れを逃す仕組みは設けられていないため、
揺れの加速度は低減されず、
繰り返し地震が起きる度に家の強度が落ちてしまうというデメリットがあります。

一方でTRCダンパーを用いた制震構造の家では、
TRCダンパーにより揺れのエネルギーを吸収できるため、
耐震構造の家に比べて揺れの加速度が最大50%程度抑えられます。

また施工にかかるコストも低価格なため、
比較的取り入れやすいシステムなのも特長です。

新築はもちろん改修にも使えるというメリットがあります。

 

どのくらいに設置すれば安心?

TRCダンパーの設置数は建物の構造や間取りによっても変わってきますが、
一般的にはTRC-30という製品で
一戸当たり4~8本、TRC-10Sという製品で
一戸当たり4~8セット(4本/セット)が標準的です。

筋交いと同じように間仕切り壁内や外周に設置されます。

 

耐火性能はどのくらいある?

外壁内部の空間が何度になるかによっても変わってきますが、
高減衰ダンパーの着火点は350度となっており、
内壁枠の着火点である260度よりも高温に耐えられるようになっています。

100度で30分程度の程度の熱であれば性能低下がありません。

また温度変化による影響を受けにくいため、
メンテナンスフリーであることもTRCダンパーの魅力のひとつです。

 

どんな工法にも施工できる?

TRCダンパーは筋交いを使って耐震強度をあげるシステムのため、
在来軸組み工法が対象となっているシステムです。

そのため2×4工法の建物には用いることができません。

既存の建物にTRCダンパーを施工する場合は、
専門家に耐震診断を実施してもらい適切な補強計画を作成し、
その上で導入を検討することがお勧めです。

TRCダンパーは設置が容易でありながら、
住宅に制振性能を加えられ、さらに筋交いを使うことで
スペースを無駄に使わないで済む取り入れやすい制震システムなところが魅力です。

さらに免震システムよりも低価格で設置することができるところも魅力のひとつです。

中小地震から大きな地震まで対応でき、
経年変化も少なくメンテナンスフリーなTRCダンパー。

広和木材でもオプションとして取り入れることができるため、
ぜひ家屋の安全性や耐久性を高めるために、
このシステムの追加を一度検討してみていただければと思います。

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