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家づくり豆知識

家づくりの結果は勉強量に比例します。家をつくろう!と思った時、一体何から始めたらいいのか知っていますか?
広和木材の家づくりははじめてという方はもちろん、家のこと、木のこと、素材のことなどを知っておきたいという方にも是非読んで欲しい、家づくり豆知識を載せていきます。

調湿効果の高い自然素材といえば、珪藻土の壁!

自然素材の壁と聞いて、あなたはまずどんな素材を思い浮かべますか?
白くつるつるとした風合いが美しい、「漆喰」が人気ですね。
とはいえ近年は、その性能を重視して「珪藻土」を選ぶ方も増えています。
今回は、自然素材で作る「珪藻土の壁」について紹介します。

珪藻土

 

 

珪藻土ってどんなもの?

近年、人気を集めている自然素材の一つが「珪藻土」です。
珪藻土とは、珪藻(10万種類以上の植物性プランクトン)から作られます。
水の中に発生した珪藻がやがて死骸となり、水底に沈殿します。
すると、内部に含まれていた有機物が徐々に分解され、殻のみが残り化石となるのです。
この化石から成る岩石を、珪藻土と呼びます。

近年は、水気をすぐに吸収してくれる珪藻土製のバスマットや、小分けにして使う吸放湿グッズも人気を集めています。
手軽に購入できるグッズですが、実は白亜紀以降の地層から産出される化石なのですね。
とはいえ日本は、海に囲まれた土地柄もあり、国内には多数の珪藻土採掘スポットが存在しています。
古い時代から、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料など……さまざまな場所で珪藻土は使われてきました。
「火に強い」という特性の他にも、「水溶液中の不純物だけを取り除く」というろ過機能も持っています。

 

室内の壁に珪藻土を使うメリットとは

珪藻土を室内の壁に使うメリットは、吸放湿性の優れている、という点があげられます。
キッチンやトイレ、お風呂や洗面所など……。
新築の家の中には、湿度が気になる場所も数多く存在しています。
湿度が高いまま放置すれば、カビや劣化の原因になってしまうでしょう。
できるだけ早く、湿度をコントロールする必要があります。
とはいえ、湿度が低くなり過ぎれば、室内はカラカラに乾燥してしまいます。
こうした環境も、人間の身体に負担をかけてしまうもの。
除湿器や加湿器をかけて、湿度をコントロールする方も多いことと思います。

 

しかし、壁に珪藻土を使えば、こうした手間を軽減できる可能性が高いです。
珪藻土には、無数の小さな穴があいており、湿度が高いときには、そこから湿気を珪藻土内へと取り込みます。
湿度が低くなれば、自然と放出し始めるのですね。
ですから、室内の湿度コントロールが容易になる、というわけです。

 

珪藻土製のバスマットも、同じ原理で作られています。
バスマットが瞬時に水気を吸い取ってくれるのは、多孔質素材の特徴を利用しているから。
バスマット程度の大きさでは、足の裏の水気をとるのが精いっぱいかもしれませんが、新築の壁一面に珪藻土を施工すれば、そのパワーは何倍にもアップします。
部屋全体の湿気にも、対応できるようになるでしょう。

 

 

「漆喰」と「珪藻土」はどう違うの?

さて、自然素材が気になるお施主様の中には、「漆喰にも調湿効果があるのでは?」なんて思う方もいるかもしれませんね。
確かに昔は、漆喰の壁にも調湿効果があると考えられていました。
しかしそれは、漆喰の下地に土壁が使われていたためです。
漆喰が吸放湿しているわけではなく、その下の土壁の効果だった、というわけですね。
近年の下地は、当然石膏ボードが使われているケースがほとんどですから、残念ながら思うような調湿効果を得ることは難しいでしょう。

 

しかし、漆喰には漆喰の、優れた点があります。
その一つが、強いアルカリ性であるため、カビが生えにくいという点です。
日本の気候では、カビと戦う機会は決して少なくありませんから、高い防カビ性能は、そこで暮らす家族の健康を守ってくれることでしょう。
また、珪藻土の壁と比較して、ツルツルとした印象に仕上がりやすいという特徴もあります。
珪藻土を壁に施工しようとすると、ザラザラとした仕上がりが気になったり、ぽろぽろと土が落ちてくるのでは?と不安になったりすることも。
その点漆喰は、職人さんがコテで美しく仕上げてくれます。
フラットな仕上がりと、漆喰ならではの優しい白さが、自然素材ならではのぬくもりを感じさせてくれることでしょう。

 

「漆喰」vs「珪藻土」、ずばりどちらを選ぶべき?

ここまで説明すると、「じゃあいったい、漆喰と珪藻土、どちらを施工するべきなの!?」と、迷ってしまう方もいるはずです。

どちらにも一長一短があり、自分にとってのメリットとデメリットをよく考えて決定するのがオススメです。

 

調湿効果を期待したい方にとっては、珪藻土がベスト!
とはいえ、職人さんの手で丁寧に施工したとしても、「崩れやすい」というデメリットもあります。
腰壁と組み合わせることで、傷や埃、汚れなどから守ることができるでしょう。
また珪藻土は、自分自身の力で固まることはできません。
固めるための材料を加えて、壁や天井に塗りつけていくことになります。

 

一方で漆喰は、防カビ性能の高さが魅力的ですが、調湿機能は珪藻土ほどではありません。
その一方で耐久性には優れており、消臭効果なども期待できます。

どちらか一方のみを選ぶのではなく、場所によって、施工する自然素材を選ぶのも一つの方法です。
自分たちにとってベストな方法をしっかりと検討してみてください。

 

まとめ

珪藻土の壁は、湿度をコントロールしてくれる自然素材の優れた壁です。
保温効果にも優れているので、「暖かい家で生活したい!」と願う方にもピッタリですよ。
また、湿度のコントロールが簡単になれば、室内の環境も良い状態をキープしやすくなります。
カビやダニ、ハウスダストなどのアレルゲンが気になる方にとっても、身体に優しい素材だと言えるでしょう。
また室内の乾燥は、お肌の乾燥にもつながるもの。
お子さまのお肌も奥様のお肌も、もっと潤うのではないでしょうか。

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