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支店スタッフブログ

耐震リフォーム工事

2015年4月10日

小牧支店 専務取締役(支店長兼任) 倉野 義和

先日、名古屋市守山区にて、M様邸の耐震リフォーム工事のお引き渡しをさせて頂きました。

着工からその工事内容をお伝えします。

 

ご紹介を頂いたご縁で、まずは建物の確認をさせて頂きました。

築30年経過した木造二階建てで、名古屋市の耐震診断ではNGとの診断で、夏は暑く冬は寒い事もお悩みでした。

勿論水回りの設備も老朽化していましたので、お建替えかリフォームか迷いましたが、

柱は桧を使い、まだまだ構造はしっかりはしていましたので、耐震リフォームをする事でお話しがまとまりました。

丁度、耐震工事の補助金と、長期優良化リフォームの補助金がありましたので、それぞれ申請して進める事になりました。

(申請には手間がかかりましたが、思った以上の補助金でしたので、これを申請しない手はありませんでした)

さて、まずは内装を撤去して、新築であれば上棟後の姿にする事から始まりました。

内装撤去

既設基礎は土間に配筋し一体化して、ベタ基礎同等工事をして、耐力強化と湿気防止を施工しました。

基礎補強

次に、耐震補強計算での耐震壁を外部と内部から設置し、必要な場所にはホールダウン金物を取り付けます。

ホールダウン金物 

土台と柱と桁は全て、指定金物を取り付け、地震があっても抜けない様に構造にしました。

 

一部浴室周りの構造は朽ちていましたので、新たに桧土台と桧柱に取り替えました。

(ここまで朽ちてしまった箇所がある事は、見てみないと分からなかったので、お客様もビックリでした)

浴室周り(改修前)

その上で、耐震と共に、地震の時に建物の揺れを大きく軽減する「制震ダンパー」も4箇所設置して、一層の耐震性を高めました。

制震ダンパー

構造をしっかりと点検して改修が出来た次は、水回りの配管と断熱工事です。

床下の古い配管は全て新たに交換して、浴室周りは基礎断熱も施工しました。

浴室断熱と配管 

これで、入浴時の寒い不満も元から解消できると思います。

 

他も外気と接する床は全て断熱材を敷き込みました。

(床下に断熱材が入ってなかったので、今まで本当に寒かったと思います)

壁も土壁だけだったので、その土壁は生かしつつ、薄くても性能が高い高性能断熱材を入れました。

床断熱壁断熱

天井には入れただけみたいな薄いグラスウールが入っていましたので、その上に被せる様に高性能グラスウール100mmを敷き込みました。

天井断熱(改修前) 天井断熱(改修後)

これで、建物を風呂敷ですっぽり包んだ様に、断熱工事が完了しましたので、浴室だけでなく居室や廊下やトイレも快適に過ごして頂けると思います。

 

ようやく、外部と内部の仕上げ工事に入りました。

今まで少なかった収納を増やす為、たびたびM様と現場打合せして、居室や廊下まで多くの収納棚を取り付けました。

これで、地震の時にも、家具が倒れる心配も解消できました。

内装(多くの棚)内装(廊下棚)

居室の北壁には、風通しを良くする「風抜き窓」を数か所新設しましたので、心地よい風が通り抜ける事でしょう。

風抜き窓

床は、西南サクラの無垢板で仕上げましたので、素足でも心地良い生活をして頂けると思います。

LDK(改修後)

 

外部も古いトタンを撤去して、新たにガルバリウム鋼板を張りました。

サッシは、ペアガラスの断熱サッシに取り替えた事は言うまでもありません。

屋根は、調査した結果一部悪い部分を補修する程度でした(恐るべし耐久性の高い陶器瓦の実力です)

外観(改修前) 外観(改修後)

玄関周りも耐震合板下地を設置した後、新しい断熱玄関サッシに取り替えて、イメージチェンジが完成しました。

玄関ポーチ(改修前) 玄関ポーチ工事中
玄関ポーチ(改修後)

玄関ポーチからのアプローチも、今後を考えスロープを設けましたので、出入りが楽になりました。

アプローチ(改修後)

アプローチ奥の庭は、樹齢30年以上の「花梨の木」は残して、スッキリした庭となりました。

(この花梨は、花梨ジャムや花梨酒を毎年作らせて頂ける思い出深い木だそうで、是非とも残そうとお打合せしました)

さて、そろそろ工事も終盤に差し掛かり、内装仕上げ後、水回り設備を設置して、クリーニングとなりました。

浴室(改修前) 浴室(改修後)
洗面(改修前) 洗面(改修後)
トイレ(改修前) トイレ(改修後)

浴室・洗面脱衣・トイレ・キッチンなど、何度もショールームに行って選定頂いた商品ですので、大変気に入って頂きました。

(ちなみに色々見た上で、浴室・洗面・トイレはTOTOさん、キッチンはクリナップさんを最終選定されました)

お引き渡しの時には、ご夫婦で来て頂き、工事中すべての工事に関わって頂いた当社腕利きの池戸大工さんと共に、無事お引き渡しを終えました。

お引き渡しお引き渡し写真

最後に・・・

リフォームは、新築以上に知識と手間のかかる工事と思います。

撤去してみて初めて分かる事もありますし、それに対しての適切な対応も必要です。

その点は、図面通りに造ってゆく部分が多い新築とは違います。

多くの知識と、その都度お客様と充分お話しを重ねる事で、満足のゆくリフォームが出来ると思います。

いつも同じ協力業者さんだからこそ、気良く誠実に工事頂けた事に感謝いたします。

TVの「ビフォーアフター」の様な、造る側が思い通りに造る事は実際できませんので、

「相談しながらコツコツと」を実感します。

M様ご家族も、今後末永く地震に怯えず安心して快適に過ごして頂く事を祈念して、私の報告とさせて頂きます。

以上、関わったすべての皆さん、ありがとうございました。

 

PS.M様は、アロマテラピーの講師ですので、今後ご自宅で講座などされると聞いています。

又、M様にご承諾いただきましたら皆さんにお伝えしますので、ご興味のある方は一度ご参加くださいね。